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Part2 幼児期にかかりやすい病気編
幼児期にかかりやすい病気のほとんどが感染症です。
幼稚園や保育園など、集団生活が始まるとうつりやすい
病気についても知っておきましょう。
感染症は、くしゃみやせきで空気中に飛んだウイルスや細菌を吸い込んだり、その病気にかかっている人と接触することでうつります。まだ免疫がない幼児期は、いろいろな感染症にかかりやすいのです。とくに幼稚園や保育園など、子どもがたくさんいて一緒に遊んだり、子猫がじゃれあうように触れ合うところでは、うつしたりうつされたりします。感染しても、症状が出ない潜伏期のうちに人にうつす病気もたくさんあります。集団生活で感染症にかかるのは「お互い様」というわけですね。
初夏から夏にかけては風疹、手足口病、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑(りんご病)など、子どもの感染症が流行しやすい季節です。とくに、初めて集団生活に入った子どもはかかりやすいので注意しましょう。ほとんどの幼稚園や保育園で「手足口病が流行りはじめました」など、注意情報を出してくれます。ママも園からのお便りや連絡帳にはきちんと目を通すようにしましょう。
乳児期は目立った症状が出ないまま病気が進行して、症状が重くなっていることがありますが、幼児期になるとウイルスや細菌に対して体が反応するようになって、症状がはっきり出てきます。とくにウイルスが原因の感染症の場合、発熱や発疹などの症状は、体がウイルスに対抗する免疫(抗体)を作っている証拠です。やがて体の中に免疫ができると症状も落ち着いて、病気は治ります。麻疹など合併症が起こりやすい一部の病気を除くと、幼児期にかかりやすい感染症の大半は、子ども自身の体力で乗り越えることができます。
38.5度以上の高熱が出るときに、熱性けいれん(ひきつけ)を起こすことがあります。突然、白目をむいて手足をかたく突っ張り、全身をふるわせます。意識がないので呼んでも答えません。ママはドッキリしますが、ほとんどの場合は5分以内で収まり、そのまま寝入ります。ただ、熱性けいれんは繰り返すこともあるので、必ず受診して解熱剤をもらっておきます。普通は38.5度以上にならないと起こらないので、それ以下の発熱では解熱剤は必要ありません。ただ、個人差もあるので、解熱剤の使い方は主治医の指示に従いましょう。
発疹の出る病気はほとんどが感染症といっていいでしょう。病院によっては他の子どもたちにうつさないように、感染症の子どもは外来時間や診察室を別にしていることがあります。事前に電話をして、ママがわかる範囲で症状を伝えると指示をしてくれます。
赤ちゃんの体調の変化をいちばん知っているのがママです。医師の診断を助ける意味でも、できるだけ正確に症状を伝えましょう。口頭で伝えようとするとつい言い忘れることも。簡単なメモにして、保険証や母子健康手帳と一緒に出すといいでしょう。
また、発熱や発疹を伴う子どもの感染症はたくさんあります。病院が替わってもいいように、かかった病気の記録は主治医に頼んで母子健康手帳に記入してもらいましょう。
手足口病やりんご病は本人が元気なら登園できますが、一定の条件を満たすまで登園できない(出席停止)病気もあります。たとえば、はしかは「熱が下がってから3日たってから」などとなっています。幼稚園や保育園によっては、登園許可書に主治医のサインが必要なこともありますから注意しましょう。
監修/みやのこどもクリニック院長 宮野孝一先生
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