冬でも汗っかきなのが赤ちゃん。
ママは1日に何度もお着替えさせなくちゃいけませんね。
特に首がすわってくるまでは、ママもパパもおっかなびっくり。
だんだん慣れてくるものだけれど、ついつい強引に着替えさせちゃうと「えーん!」って泣いちゃって、お着替えが嫌いになっちゃうことも。
自分で着替えられるようになるまでは、ママがやさしく、上手にしてあげましょう!
着替えは焦らず
余裕をもって!
「おでかけまでに時間がない!」と、ママが焦って赤ちゃんのお着替えをしてしまうと、そんな気持ちが赤ちゃんにも伝わってしまうかも。頭や手がウェアにひっかかって、かえってお着替えに手間取ってしまうこともあるかもしれませんね。
いつものように笑顔で赤ちゃんに接しながら、「さあ、お着替えしましょうね」と心に余裕を持ってスタートしましょう。「おててはどこかな?」とか、「あんよさんこんにちは」と話しかけながら着替えれば、赤ちゃんとママのコミュニケーションタイムにもなりますよ。
お着替えのポイント
- ママの気持ちと時間に余裕をもってしましょう!
- からだのひとつひとつを、丁寧に扱ってあげましょう!
- コミュニケーションの場として、話しかけながらしてあげましょう!
体の発育に合わせた、
上手な着せ方
1歳までは、赤ちゃんはぐんぐん体が成長して、最初はねんねして手足をバタバタさせているだけなのが、首がすわってきたり、寝返りしたり、はいはいしたりと、運動能力も高まってきます。首がすわるようになると、頭を通すタイプのウェアも着せやすくなってくるけれど、動き出すとママもだんだん大変になってきますね。
では、赤ちゃんの成長別に、上手な着せ方を、読者モデル親子の実演でご紹介しましょう!
赤ちゃんの成長別
ベビーウェアの着せ方
首がすわる前の赤ちゃん
まやちゃん(2ヶ月)と
まいこママ
まやちゃんにぴったりのウェア
スナップばっちりツーウェイドレス
首がすわる前でねんねが中心の小さな赤ちゃんには、短肌着の上に、ねんねであんよをばたつかせても着崩れしにくいツーウェイドレスが便利!
ポイント
ウェアの上に肌着をのせて、袖の部分を通してひろげておきます。
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step1
首がすわる前の赤ちゃんは寝たまま着替えさせるので、何度も動かさなくてもいいように肌着とウェアを予め重ねておくと便利です。
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step2
重ねた肌着とウェアの上に赤ちゃんをのせます。
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step3
袖口からママの手を入れて、赤ちゃんの手を肩口から入れてママの手で迎えて。
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step4
反対側の手も同じように。
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step5
肌着の打ち合わせのヒモをしっかり結びます。
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step6
衿の方からウェアのボタンをとめていきます。このウェアはスナップの色が左右で対になっているから、かけ違いにならずにとっても便利!
できあがり
首がすわっている赤ちゃん
らなちゃん(6ヶ月)と
ともこママ
らなちゃんにぴったりのウェア
ボディスーツ
首がすわってきたら、かぶりタイプのボディスーツもラクに着せられて、ファッションのバリエーションも広がりますね!
ポイント
ウェアを持っているのと反対の手で、
赤ちゃんの首の後ろを包むように支えます。
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step1
ボディスーツの肩と股のスナップを全部はずし、股側からママの手を入れてたぐり寄せておきます。赤ちゃんはママが抱っこしても、寝かせたままでもOK。
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step2
赤ちゃんの首をしっかり支えながら、Tシャツと同じようにやさしく頭からかぶせます。
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step3
頭が通れば一安心。ウェアの前後が回転してないか確かめて整えます。
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step4
袖口からママの手を入れ、内側から通した赤ちゃんの手をむかえてあげます。
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step5
ウェアの見頃を下まで引っ張って整え、肩と股下のスナップをとめます。
できあがり
らなちゃんが着ているボディスーツはコーディネイトしやすさバツグン!
お気に入りのスパッツやパンツを組み合わせて楽しんでみて!
はいはいのあかちゃん
つばさちゃん(10ヶ月)と
ともみママ
つばさちゃんにぴったりのウェア
カバーオール
はいはいが始まったら、足の動きを妨げず着崩れしにくいカバーオールがオススメ。寒い季節は足つきタイプだと靴下いらずで便利です
ポイント
この時期は片時もじっとしていないから、1ステップごとにをバタバタ、腕をバタバタ…。でもママがイライラしないで、根気よく楽しく着替えを進めましょう!
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step1
この時期はじっとしていないからお着替えも大変。たっちはまだできないけどねんねもしていてくれないので、こんなふうに後ろから抱っこがやりやすいです。ウェアはスナップを全部はずしてスタンバイ。
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step2
片方ずつ足を入れていきます。やさしくウエアをたくしあげて足の先までしっかり入れます。
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step3
反対の足も同じように。飽きてきそうになったら、お気に入りのおもちゃを持たせたり、「あんよさん、こっちだね」など、ママが話しかけてあげましょう。
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step4
ママの手を袖口から入れ、内側から入れた赤ちゃんの手をむかえてあげます。ぐずってきたらこんなふうにすぐにねんねの体勢にできるのも、うしろ抱っこの便利さ。
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step5
両方の袖を通して、スナップを全部とめます
できあがり
いかがでしたか?毎日のことだから「とにかく着せればいいや」と思っている人もいるかもしれませんがお着替え嫌いな赤ちゃんは実は意外と多いのです。赤ちゃんの気持ちになって、ママやパパが笑顔で着替えさせてあげていれば大丈夫!着替えさせてあげる時期も長い目で見ればほんのわずか。赤ちゃんとのお着替えに慣れれば、コーディネイトの種類も増やせて赤ちゃんとの触れあいの時間をもっともっと楽しめるはずですよ!親子でお着替えの時間が待ち遠しくなれたら育児の楽しみがまた一つ増えますね。