赤ちゃんが生まれたら親になるのはパパもいっしょ。パパの育児への参加度は家庭の事情によってまちまちだけれど、育児がまだママ中心のことと考えられがち。働くママも増えているし、ママの負担を減らすためだけでなく、パパにもかわいいわが子の成長に立ち会ってもらうのは、パパにとっても子どもにとってもいいことづくしです。パパをもっと育児の場に参加させてあげましょう!
パパにも育児の楽しさを
現代のパパは育児に積極的!
昔に比べると、いまのパパはとっても育児に積極的。幼稚園や学校の参観日や行事にパパが出席することが当たり前になっていますし、ベビーカーや抱っこ紐で赤ちゃんを散歩させているパパも日常的に見かけます。パパ向けの育児雑誌もたくさん発行されていますよね。
現代のパパは時間が許す限り子育てに参加したいと願っているようです。育児は女の仕事で男は外で働くものと考えるパパもまだいるようですが、ママだって外で働き、世の中は仕事と家庭を両立させるワークライフバランスが重視されている時代。そんなことを言っているパパは、きっと会社の女性たちからも疎まれる存在になりかねません。
母乳授乳以外はパパにもできる!
それでも長い時代、育児はママ中心の仕事と考えられてきました。赤ちゃんを産むのはもちろんママですが、育児はママにしかできないことなのでしょうか?おむつ替えやお風呂に入れることなど、ママが日々やっているお世話はパパにだってできないはずはありません。パパにできない唯一の育児は母乳授乳。ミルクだったらパパにだってもちろんできます。
ママがやることが当たり前でなく、時間ややることを分担して一緒に赤ちゃんのお世話ができたらいいですね。
パパを育児に巻き込むコツ
赤ちゃんの成長を伝える
パパをもっと育児に巻き込む一番の手は、日々の赤ちゃんの成長をパパに伝えることです。毎日めまぐるしく成長し、できることが日に日に増えていく赤ちゃん。その様子をパパだってきっと見ていたいはずです。ちょっとでも早く仕事から帰って、赤ちゃんとふれあう時間が増えれば、パパにもそのチャンスが増えることを教えてあげましょう。
育児グッズを買う相談をする
男性が育児になかなか踏み込めない理由のひとつに、育児グッズがかわいすぎるということもあるようです。確かに赤ちゃんがよりかわいく見えるような色やデザインが多いのも事実。
けれど最近は、育児をするパパの増加にともなって、パパ向けのスタイリッシュなデザインの抱っこ紐やベビーカーなどもたくさん出ています。
また、男性と女性では、買い物をするときのモノ選びの観点が違うこともあります。メカニックなものや機能性にこだわりたがるパパもいるので、育児グッズを選ぶときにはパパにも相談して、夫婦ともに使いやすいものを選ぶのも手です。
ほめる
ママよりも赤ちゃんと過ごす時間が少ないパパは、たまにおむつを替えたりミルクをあげたりしてもママほど上手にできないことがあります。そんなとき、思わずイラッとして「そうじゃなくて!」と叱ったり、取り上げたりしないであげましょう。パパも一生懸命に赤ちゃんのお世話がしたくて、ママの役に立ちたいと思っているのです。ここはママが大人になって、多少下手でも「ありがとう!」と感謝の気持ちを表すとともに、ウソでもいいからほめてあげましょう。ほめられればパパもいっそうやる気を起こしてくれますよ!
共働きのおうちでは
パパにも育休をすすめてみる
まだまだ事例は少ないですが、育児休暇を取るパパも珍しくなくなってきています。特に共働きの家庭では、1人目のときはママが、2人目のときにはパパが育児休暇を取る例もあるようです。パパ自身は育休を取りたくても、職場の雰囲気が男性の育児に理解をなかなか示さないことはあるようですが、最近では介護休暇などで家族のために休暇を取らざるを得ない人が増えていることもあり、ワークライフバランスを重視する職場は確実に増加しています。
ベビータウンで以前行ったアンケートでも、育休を取って悪いことがあったと答えたパパは一人もいませんでした。休暇期間の取り方はいろいろ選べますので、夫婦で相談してみてはいかがでしょう?
育児だけでなく家事で分担も
近くにおじいちゃん・おばあちゃんなど力を借りられる人がいない場合、共働きで子どもを育てることは並大抵のことではありません。仕事に家事に育児にと、ママは何役もこなさなければなりません。パパがママの負担を軽減できるのは、育児に限ったことではなく、家事を積極的に行うことでもできるはずです。掃除や洗濯、食事作りなど、家事はパパ、育児はママという分担もアリですね。