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生後9ヶ月の成長・発達 「つかまり立ちの、ここがすごい!」

2018.05.23

生後9ヶ月ごろになると、椅子やテーブルにつかまって立つ子が出てきます。原動力は、「あのモノに触りたい」「あそこに行きたい」という絶大なる好奇心、探求心。ハイハイなどで鍛えた手足の筋肉も必要です。「つかまり立ち」って、すごいこと! 子どもの体と心の発達研究の第一人者、榊原洋一先生の解説付きです。

監修者プロフィール

榊原洋一先生

お茶の水女子大学名誉教授
医学博士。1976年東京大学医学部卒業後、ワシントン大学小児神経研究部、東京大学医学部附属病院小児科などを経て、お茶の水女子大学理事・副学長。2017年より現職。「子ども学」の研究所「チャイルド・リサーチ・ネット」所長、日本子ども学会副理事長。専門は小児神経学、発達小児科学、特に注意欠陥多動性障害、アスペルガー症候群などの発達障害の臨床と脳科学。今後の活動について、「発達障害には様々な誤解があるので正しい理解を広げていきたい」と語る。『オムツをしたサル』『アスペルガー症候群と学習障害』など著書多数。

テーブルの向こうは新世界だった

おすわりすれば
これまでより高いところが
見えるし手も届くよ

ローテーブルの上に
黄色いモノがのっていた
手を伸ばしても届かない

よし! ハイハイで鍛えた両手を
テーブルについて
カラダを持ち上げてみた
ひざ立ちに成功!

もっと遠くまで見えたよ
テーブルの上には
赤い丸いモノもあるよ
なんだろ なんだろ

足首に力を入れて立ち上がると
おお! つかまり立ちができた
やったあ!

「わあ、つかまり立ちしている!」
「果物かごがひっくり返ってる」
「みかんとりんごが転がってる~」
ママとパパ、お兄ちゃんの声がした

高くなった目線で
テーブルの向こうにある
窓の外の景色も見えた
キラキラまぶしい光が
差し込んできているよ

Dr.サカキハラの
「つかまり立ちの、ここがすごい!」

ハイハイで鍛えた手と足首、好奇心のたまもの

おすわりが安定してきた赤ちゃんは、両手を使って、床だけでなく、テーブルの上や棚の中にあるモノに手を出してさわったり、なめたり、つかんで投げたりなどの探索行動をするようになります。興味の対象は、目の高さよりも上にあるモノへも広がっていきます。

そんなとき、手のかかる高さにテーブルや手すりがあり、その先に気になるモノを見つけると……。そのモノに近づこうとします。ハイハイで鍛えた両手でテーブル面に手をつき、上体を持ち上げると、腰が浮いてひざ立ちの姿勢ができ上がります。すると、その向こうに、また新しい世界があることを発見。足首が自由に動かせるようになると、その世界に近づくために、つかまり立ちをするようになるのです。

赤ちゃんは、物を手のひらでわしづかみにする段階から、親指と残り4本の指でつかむ段階を経て、親指と他の指1本でつかむようになり、指先も器用になってきます。

これまでの遊びといえば、物をなめて触って振るくらいでしたが、指先が器用になると引っ張ったり、回したり、押したりして、遊びのレパートリーが増えてきます。ここを押すと、ビーッと音が出る、ここを回すとおもちゃが出てくるなど、「こうすると…こうなる」という随伴性を記憶して、より豊かで複雑なおもちゃと遊べるようになるのです。遊びに熱中する時間が長くなったと感じることでしょう。

「戸棚の扉をあけていた」「まさかこんなことができるとは!」と、赤ちゃんの成長に驚かされる一方で、床に落ちていたボタン電池を指でつかんで口に入れたり、電気コンセントに指を入れたり、階段から落ちたりするなど、思わぬ事故も増えてくる時期です。家の中の安全点検をしましょう。

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生後9ヶ月ごろになると、椅子やテーブルにつかまって立つ子が出てきます。原動力は、「あのモノに触りたい」「あそこに行きたい」という、絶大なる好奇心、探求心。ハイハイなどで鍛えた手足の筋肉も必要です。「つかまり立ち」って、すごいこと! 子どもの体と心の発達研究の第一人者、榊原洋一先生の解説付きです。出産・育児のサポートサイト「ベビータウン」