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2007年版授乳・離乳食の指針ガイドで悩めるママをお助け!

2007.09.12

前号でお伝えしたように、今年(2007年)の3月に、厚生労働省が赤ちゃんの食に関する新しいガイドライン「授乳・離乳の支援ガイド」を発表しました。
現代の食生活や育児環境に合わせた、悩めるママたちの指針となるものです。
今回は、その具体的な内容を見ていくことにしましょう!

取材協力:和光堂wakodo

おっぱいやミルクで
大事なことは?

なぜ「授乳の支援」が必要なの?

生まれたばかりの赤ちゃんは、おっぱいやミルクが唯一の栄養源。だから生まれたその日から授乳をすることや、ママが授乳ができてあたりまえと思われがち。でも、現代のママたちは、初めて抱いた赤ちゃんが自分の子どもである人が少なくないほど、ママになるまで小さな赤ちゃんとのふれあいに慣れていないのは珍しくないことですね。

授乳することは、母子の健康を維持するだけでなく、健やかな親子関係を築くきっかけになったり、ママが育児に自信をつけることにもつながります。だから、初めての育児や授乳にとまどうママたちを支援していくことがとても大切なことなのです。

特に母乳育児については、与え方や量でママが悩みがち。その一方で、ママたち自身も右のグラフのように、母乳で育てたいと思っている人が大多数です。母乳で授乳したいママが多いのに、ノウハウや悩んだときの情報が、ママたちに伝わっていないという状況を解決するために、「育児」全体を、産科・小児科・保健センターなど、みんなで支援していきましょう、というのが今回のガイドラインの根底にある考え方なんです。

母乳育児のポイント

母乳育児を無理なくママたちが実践できるためのポイントとして、以下の5つの内容があげられています。

妊娠中から

  1. 産科医や保健師の方々に、妊娠中からプレママやその家族に、母乳で育てる意義や方法を教えましょうと促しています。
    ベビータウンの姉妹サイト「プレママタウン」で行ったアンケートでも、妊娠中に受けた母乳指導の内容は様々だったようです。初めての授乳は誰でもわからないものですから、妊娠中の両親学級や出産入院時に、プロの立場からノウハウをきちんと伝えていくべきということですね。

    出産後から退院まで

  2. 出産後はできるだけ母子がふれあって母乳を飲めるようにすることがすすめられています。
  3. できればママと赤ちゃんが終日一緒にいられるような母子同室が理想的。
  4. 赤ちゃんがほしがるとき、ママが飲ませたいときには、いつでも母乳を飲ませられることがポイント。
    意外なことかもしれませんが、母乳に関しては「ほしがるときはいつでも与えていい」ということです。粉ミルクとは異なり、母乳の場合、ママのおっぱいを吸っているからといって必ずしも「飲んでいる」とは限らないため、飲み過ぎる心配はないようです。それよりもむしろ、ママと赤ちゃんのコミュニケーションとしていつでもそばにいてふれあうことが、この時期は大事なんですね。

    退院後

  5. 母乳授乳でママが悩んだときには、産科や小児科、保健センターなど、社会全体で支援すること。
    おっぱいが出なかったり、量に不安を感じたりしたときに、ママの相談を専門家たちがきちんと受けてくれるとわかっていれば安心ですよね。「誰に相談したらいい?」と悩んだときには、健診や出産でお世話になった病院や、自治体に気軽に尋ねてみましょう。

育児用粉ミルク育児のポイント

粉ミルクでも栄養は足りていますが、母乳授乳と同じようなスキンシップが得られるように、赤ちゃんをしっかり抱いて、優しく声かけをしながら授乳を行うことが大事です。

離乳食の進め方は?

前号でもお伝えしたように、今までは離乳食の進め方を「(離乳)初期」「中期」「後期」「完了期」など線引きをしていましが、新しいガイドラインではこうした区分は取り払われました。離乳の開始から完了までが一連の流れになっています。今まで以上に、それぞれの子どもの成長に合わせて進めることが重視されているのですね。

それでは、目安の月齢にごとの離乳食の進め方を、下の図を参考に見ていきましょう!

離乳食の進め方の目安

離乳の流れ

離乳をスタートさせる目安としては、

  • 赤ちゃんの首がしっかりすわっていること
  • 支えると座れること
  • 食べ物に興味を示すこと
  • スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなること

などがあげられます。月齢では生後5、6ヶ月頃。

離乳開始後の進行のポイントは

  1. スタート後のほぼ1ヶ月間は、離乳食は1日1回に、母乳や粉ミルクは欲しがるだけ与えても大丈夫。この時期の離乳食は栄養というより、離乳食を飲み込んだり、舌ざわりに慣れることが目的です。
  2. 離乳開始して1ヶ月を過ぎた頃から、離乳食は1日2回食にしていきます。母乳やミルクは離乳食の後に与え、離乳食とは別に、母乳は子どもがほしがるだけ、粉ミルクは1日3回程度与えます。
  3. 生後9ヶ月頃からは、離乳食は1日3回食にしていきます。子どもの食欲に応じて離乳食の量を増やします。母乳やミルクは離乳食の後に与え、離乳食とは別に、母乳は子どもがほしがるだけ、粉ミルクは1日2回程度与えます。この時期は鉄分の不足に特に配慮が必要です。

離乳の完了とは、形のある食べ物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が食べ物からとれるようになった状態のことです。月齢の目安は生後12ヶ月から18ヶ月頃と個人差があります。食事は1日3回、その他に1日1~2回の間食を目安としています。母乳やミルクは子どもの状態に応じて与えてもかまわないので、離乳の完了=卒乳(母乳やミルクを飲んでいない状態)のことではありません。

食べ方の目安

離乳食の目的は栄養だけではありません。子どもたちの「食べる力」を育てるのにも大切なんです。「食べる力」とは具体的には…、

  • 子どもたちが様々な食材を好きになり、食欲を育てる
  • 食事を楽しめる
  • 規則的な食事のリズムによって生活のリズムも体得する

などがあります。

そのため、最初のうちは離乳食は1日1回から始め、徐々に1日2回、大人と同じ1日3回へと進めていきます。食べる楽しさを身につけさせるには、「自分で食べる」ことも大事なこと。手づかみ食べもそんな力をつけるには必要な過程ですから、むやみに叱ったりしないようにしましょうね。

食事の種類と組合せの目安

食品の数は離乳食の進行とともに徐々に増やしていきます。

  • 開始のころはアレルギーの心配が少ないおかゆ(お米)から始めて、新しい食材を使うときはひとさじずつ与えて、赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしていきましょう。
  • お米の次は、じゃがいも、野菜、果物などを加えていきます。
  • さらに慣れてきたら、豆腐や白身魚などのたんぱく源を増やしていきます。
  • 卵は最初は卵黄から、慣れてきたら全卵へと移行します。
  • 魚は白身魚からスタートして、次に赤身魚、青皮魚へと進んでいきます。
  • 乳製品はヨーグルトや塩分の少ないチーズなどはOK。
  • 肉は最初は脂肪分の少ない鶏肉などを使い、脂肪の多い肉は少し遅らせて使います。

注意したい食材や栄養素

  • はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使用しないようにしましょう。
  • 生後9ヶ月を過ぎると鉄が不足しやすくなるため、赤身の魚や肉、レバーを取り入れたり、フォローアップミルクを使用するなど工夫しましょう。

調理形態・調理方法について

赤ちゃんは細菌などへの抵抗力がまだ弱く、消化機能も未発達。そのため調理には衛生面に十分配慮し、成長の段階にあった固さにするなどしましょう。

  • 米がゆは最初のころは、赤ちゃんが歯のない口の中で押しつぶせるように十分に煮て、つぶすなどしましょう。徐々に潰し方を粗くし、普通のおかゆから軟飯に進めます。
  • 繊維が多い野菜類やたんぱく質性の食材は、初めはよく火を通してなめらかに調理し、次第に粗くしていきます。
  • 味付けについては、離乳の開始頃は調味料は必要ありません。離乳が進むにつれて調味料を使う際も、食材の味を活かすように薄味を心掛けましょう。

上記のような離乳食のポイントを、安全で手軽に取り入れられるのが現代のベビーフードです!

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最新の授乳と離乳の進め方はご理解いただけましたでしょうか?
文章で読むとこむずかしそうに感じてしまうかもしれませんが、ポイントは「今のお子さまの状態に合わせていく」ということです。これは今も昔もおなじこと。

昔とちょっと変わったのは、離乳食中も母乳育児の場合はほしがるだけ赤ちゃんにおっぱいを与えていい、ということです。いずれも、赤ちゃんとたっぷり触れあって、赤ちゃんの様子をよく観察しましょうということですね。それでも迷ったら、相談にのってくれるところはたくさんあるということをママたちに知ってもらえればと思います。離乳食で「?」と思ったら、インターネットで簡単に相談できる「離乳食アドバイス」に相談してみましょう。

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2007年3月に、厚生労働省が赤ちゃんの食に関する新しいガイドライン「授乳・離乳の支援ガイド」を発表!食生活や育児環境に合わせた、悩めるママたちの指針となるものです。その指針を具体的に紹介します。出産・育児のサポートサイト「ベビータウン」