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生後1歳6ヶ月の赤ちゃんの成長とお世話

2018.04.27

ほとんどの子が歩きはじめて、一人歩きも上手になっているころ。しかし、発育発達の個人差は大きく、歩き始めの時期は半年以上の差があります。言葉の発達にはもっと個人差があり、2歳になっても話さない子も。しかし1歳6ヶ月は発達の節目。健診を受けて、運動発達、精神発達の成長を、専門的な視点で診てもらい、心配なことは相談しましょう。この時期の子どもの成長発達、お世話について、ご紹介します。

監修者プロフィール

宮野孝一(みやのたかかず)先生
みやのこどもクリニック院長

青森県出身。昭和55年弘前大学医学部小児科教室に入局。同大助手講師。 秋田赤十字病院、盛岡赤十字病院、三沢市立三沢病院小児科科長、青森市民病院小児科部長、平成6年墨田区賛育会病院、江戸川区池下クリニック副院長後、平成10年、クリニックを開業。医学博士、小児科学会認定専門医、 日本アレルギー学会認定医、昭和大学医学部兼任講師、日本小児科学会、日本小児アレルギー学会、日本アレルギー学会、日本小児血液学会、日本小児内分秘学会、日本小児保健学会、日本新生児学会に所属。「わかりやすい説明」がモットー。

生後1歳6ヶ月の赤ちゃんの成長の様子

生後1歳6ヶ月 身長・体重のめやす

■男の子/身長75.6~85.9cm 体重8.7~12.5kg
■女の子/身長73.9~84.2cm 体重8. 1~11.8kg
*厚生労働省/平成22年乳幼児身体発育調査報告書より

一人歩きが上手になって運動量が増えてくるころ。ぽちゃぽちゃしていた赤ちゃん体型がだんだんスリムになって、「赤ちゃん」というより、「子ども」という感じになってきます。1歳をすぎると体重の増えは鈍くなり、月に100~200gの増加が見られれば充分です。

発達をチェックする重要な年齢

1歳6ヶ月は、発達に遅れがないかを見ることができる重要な年齢。運動発達の面では、上手に歩けるようになり、手先も器用に使えるようになります。精神発達の面では、より多くの言葉を話し、言葉を理解できるようになります。情緒も発達し、感情表現も豊かになります。1歳6ヶ月健診は、こうした発達をみるうえで、乳幼児健診の中でもとくに重要視されています。

1歳6ヶ月健診の内容はこちら

ほとんどの子が一人で歩くように

1歳6ヶ月を迎えると、ほとんどの子どもが一人で歩けるようになって、手を引いてあげれば近所の公園くらいまで歩いていける子もいます。はいはいをせず、すわったままお尻で移動していた子(シャフリングベビー)は、歩行の発達が遅れがちになることもありますが、ほとんどが2歳ごろまでには、きちんと歩けるようになります。

このころの子どもは、歩いている途中で「お花が咲いてる」「ワンワンがいた」と興味を覚えたことに、すぐに立ち止ったり、しゃがみこんだりします。枯葉が積もっているところや、歩道の縁石を見つけると、わざとその上を歩きたがります。

子どもにとっては、道を歩くのも楽しい遊び。情報を収集してたくさんのことを学んでいるのです。目的地に向かって急いで歩かせるのはまだ無理ですから、のんびり散歩を楽しむように心がけましょう。外出するときは、ゆとりを持ってスケジュールを組みましょう。

意味のある言葉を話せるように

「ママ」や「パパ」、「ワンワン」「ブーブー」「マンマ」など、意味のある言葉をいくつか話せるようになってきます。よくしゃべる子は10語くらい言えるようになりますが、たとえ一つでも話せれば、発達としてはまず問題はありません。発語には個人差があります。「もうじきおしゃべりしてくれるかな?」と楽しみに待つようにしましょう。

言葉が遅いと悩むより、いろいろなモノを見せて、「これは○○よ」と話しかけましょう。日常生活の中でちょっと意識して、物の名前をゆっくりはっきり言うだけでいいのです。

子どもは、体の中ではとくに顔に興味がありますから、「ママのおめめはどこかな?」と言いながら、ママの目を指さすようにリードしたり、絵本を見ながら「ぞうさんのお鼻は長いね」と語りかけたりしましょう。「○○ちゃんのおめめはどこ?」と聞いて、自分の目や口、鼻、手、おへそなどを指さす遊びもしてみましょう。

生後1歳6ヶ月の赤ちゃんのお世話

子どもの動きを見守ろう

歩き始めるのが1歳前と早かった子は、1歳6ヶ月にもなると、かなり速いスピードで歩けるようになっているでしょう。タタタタッと小走りに近い感じで歩いたり、体は前を向いたまま後ずさりしたり、立ち止まったり、階段の昇り降りも上手になって、自由自在に動けるようになります。

子ども自身も自由自在に動けることがうれしくて、抱っこを降りてひとり歩きをしたがったり、興味のあるところまで自力で行きたがったりと、なかなかじっとしていてくれなくなります。

しかし、急に止まったり曲がったりするのはまだ上手にできません。転んだり、家具や人にぶつかったりして、顔や手足に小さな傷をつくりやすい時期です。ある程度は転んで当たり前、子どもは小さなケガをしながら活発に動けるようになりますから、あまり過保護にしないようにします。小さな傷は消毒しておけば十分ですし、できたタンコブは冷やしてあげれば大丈夫。持ち歩くバッグの中に、小さな消毒薬や絆創膏を入れておきましょう。

ただし、重大事故にならないよう、外でも家の中でも気を配りましょう。

体格や言葉の発達が心配なときは…

一人歩きを始める時期には半年以上の違いがありますが、言葉の発達はもっと個人差があります。2歳になっても一言もしゃべらず、ママをハラハラさせる子どももいます。体格も同様で、同じ月齢の子どもが並ぶと頭ひとつ出ている背の高い子もいれば、とても小柄な子どももいます。成長には個人差があるもの。その子なりの発育、発達を見つめながら育てていきましょう。

ただし、なかには、発育や発達の遅れにそれ相応の理由がある場合があります。成長の節目にある健診は必ず受けて、専門家の目で成長を確かめてもらうようにしましょう。

1歳6ヶ月健診の内容は?

1歳6ヶ月の健診は歯科健診と同時に行われる自治体がほとんど。両方の健診を受けるようにしましょう。また、発達や育て方で心配がある場合は、この機会に相談しましょう。

1歳6ヶ月健診の主な内容

【運動発達】

  • 一人歩きができるか
  • スプーンですくって食べられるか

【聴力・視力】

  • うしろからささやき声で名前を呼ぶと振り向くか
  • 極端にまぶしがったり、目の動きはおかしくないか

【精神・情緒発達】

  • 意味のある言葉をいくつか話すか
  • してほしいことを声や態度で示せるか
  • 「~はどれ?」とたずねたとき、指をさしてこたえられるか
  • 「~をもってきて」ということばの指示がわかるか
  • 視線が合わない、少しもじっとしていない、かんしゃくがひどいなど気になる行動はあるか

【歯科健診】

  • 乳歯の本数
  • 噛み合わせ
  • 歯の汚れや虫歯の有無
  • 歯みがき指導

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ほとんどの子が歩きはじめて、一人歩きも上手になっているころ。しかし、発育発達の個人差は大きく、歩き始めの時期は半年以上の差があります。言葉の発達にはもっと個人差があり、2歳になっても話さない子も。しかし1歳6ヶ月は発達の節目。健診を受けて、運動発達、精神発達の成長を、専門的な視点で診てもらい、心配なことは相談しましょう。この時期の子どもの成長発達、お世話のこと。小児科医、宮野孝一先生の監修です。出産・育児のサポートサイト「ベビータウン」