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生後5ヶ月の赤ちゃんの成長、産後5ヶ月のママの状態は?

2018.04.27

生後5ヶ月になると、寝返りができる赤ちゃんが出てきます。離乳食スタートのチェックポイントは? 夜泣きが始まったらどう対処する? ママは、抜け毛のこと、体型をカバーする下着のこと、セックスのことも気になります。赤ちゃんの発達に応じたお世話や、ママの体と心のこと、知っておきましょう。

「生後5ヶ月の赤ちゃんの成長の様子・お世話」監修

宮野孝一(みやのたかかず)先生
みやのこどもクリニック院長

青森県出身。昭和55年弘前大学医学部小児科教室に入局。同大助手講師。 秋田赤十字病院、盛岡赤十字病院、三沢市立三沢病院小児科科長、青森市民病院小児科部長、平成6年墨田区賛育会病院、江戸川区池下クリニック副院長後、平成10年、クリニックを開業。医学博士、小児科学会認定専門医、 日本アレルギー学会認定医、昭和大学医学部兼任講師、日本小児科学会、日本小児アレルギー学会、日本アレルギー学会、日本小児血液学会、日本小児内分秘学会、日本小児保健学会、日本新生児学会に所属。「わかりやすい説明」がモットー。

「産後5ヶ月のママの状態」監修

藤本薫(ふじもと・かおる)先生
看護学博士

臨床助産師9年を経て、(前)横浜市立大学看護短期大学部助手、(前)東邦大学医学部看護学科講師、北里大学看護学部講師、東京医科大学医学部看護学科准教授を経て、2018年4月より文京学院大学保健医療技術学部教授へ。専門は、母性看護学、ウィメンズヘルス看護学、助産学。「周産期ケアマニュアル」「女性のライフサイクルとナーシング」「看護学生のための実習記録の書き方」の部分執筆、「Women’s Health and Wellness Across the Lifespan」の部分翻訳など担当する。認定産後ケアリスト(産後ケア協会)のテキスト作成や養成講座にも携わる。

生後5ヶ月の赤ちゃんの成長の様子

生後5ヶ月 身長・体重のめやす

■男の子/身長61.9~70.4cm 体重6.1~9.2kg
■女の子/身長60.1~68.7cm 体重5.7~8.7kg
*厚生労働省/平成22年乳幼児身体発育調査報告書より

首や手足をよく動かせるようになり、力も強くなってくる時期です。それにつれて、赤ちゃんは体を自由に動かしたい欲求が強くなって、起きている時は狭いベッドに寝かせられるより、床の上にコロンと転がされて、体を自由に動かせるほうを喜ぶようになります。

早いと寝返りをうてる子も

生後5ヶ月になると、赤ちゃんのなかには、寝返りができるようになる子も出てきます。ただし、赤ちゃんの発達を判断するうえで重要な項目は、「首すわり」「一人すわり」「一人立ち」「一人歩き」。これらは、発達を樹にたとえるなら、幹の部分。

寝返りやハイハイは、枝葉のようなものなので、始める時期が遅かったり、上手にできなかったりしても、あまり神経質に心配しないようにしましょう。

一般に、ぽっちゃりした赤ちゃんよりも細めの赤ちゃんのほうが、体が軽いぶん早く寝返りができるようです。また、厚着よりも薄着のほうが動きやすいので、寝返りもしやすいでしょう。ですから、冬に生後5ヶ月ごろを迎える赤ちゃんの寝返りは、遅めになることが多いでしょう。

寝返りでゴロンゴロンと体を転がし、動く範囲が広くなることは赤ちゃんにとって新鮮な驚き。広い世界の新しいおもちゃ(手に触れる物はなんでもおもちゃ!)に出会う喜びも生まれます。体を横向きにするなど、寝返りしやすいように少し手助けをしてもいいでしょう。ただし、赤ちゃんがうつ伏せを嫌がって泣くような場合には、無理強いをしないこと。

この時期、夜中に寝返りをしてうつ伏せ寝になってしまうこともあります。ふかふかの布団や柔らかい枕は、窒息の恐れがあるので、注意しましょう。夜中に、うつ伏せになった赤ちゃんをひっくり返す…ということが、一時的に必要になることもあります。

手先が器用になって、なんでもおもちゃに

脳の発達にともなって、赤ちゃんの手先は、どんどん器用になっていきます。床で遊ばせると、近くにある人形やガラガラを振り回したり、叩いたり…、抱っこするとママの髪の毛をつかんで引っ張って遊んだり……。

手に握らせてもらったおもちゃをつかむ、という受け身の段階から、自分が興味を感じた物に手を出すという、能動的な行動ができるようになってきたのです。

生後5ヶ月の赤ちゃんのお世話

離乳食のスタート時期は?

離乳食の考え方は、時代によって少しずつ変化しています。少し前まではアレルギーなどのリスクを考えて、離乳食はあまり焦らず、ゆっくり始めるというのが主流でしたが、最近は赤ちゃんの様子を見ながら始める、というのが一般的です。

赤ちゃんに次のような様子が見えたら、離乳食をスタートしてみてもいいでしょう。食べ物を舌で押し出したり、嫌がるようなら、無理に始めることはありません。生後6ヶ月になってからのスタートで大丈夫です。

  • 首のすわりがしっかりしている
  • 支えてやるとすわることができる
  • パパやママが食べているものに興味を示す、手を出そうとする
  • 食べ物を見ていると、よだれが出てくる
  • スプーンを口に入れても押し出さない

初めてトライする離乳食は、トロトロしていて粒々のないなめらかな状態に調理します。全がゆを裏ごししたものや、野菜を柔らかく煮て裏ごししたものが一般的です。

自信がないときは、ベビーフードを利用してもいいでしょう。ただ離乳食初期のベビーフードは品ぞろえが少なく、お湯で戻すフリーズドライタイプのものがよくみられます。赤ちゃんによっては好みに合わないこともあります。でも、同じ「おかゆ」や「ほうれんそうの裏ごし」を一度食べさせてNGだったからといって、これから先もNGというわけでもありません。別の日にあげたらOKということもあります。

食べ物の新しい味や形、器具(スプーン)に挑戦することは、赤ちゃんにとって大きな冒険。赤ちゃんの消化器官はまだまだ未熟ですし、アレルギーの懸念もあるので、進め方の基本と量は守りましょう。

最初は1種類の食品を1さじから始めます。1日1回、授乳の前に様子を見ながら食品の種類を増やし、1ヶ月を目安に1回に10さじぐらいまでに増やし、徐々に2回食、3回食と増やしていきます。

離乳食が1日1回のときは、午前中(朝ごはん、早めのお昼ごはん)に食べさせます。日中の早い時間であれば、湿疹が出たり、アナフィラキシーショックが出たりするなど、トラブルがあったときに、すぐに小児科に行くことができるからです。

また、1歳を超えるまではハチミツを与えてはいけません。ハチミツに含まれているボツリヌス菌が、乳児ボツリヌス症を引き起こすことがあります。

この時期の離乳食は、あくまで「トレーニング」。栄養のほとんどは、母乳やミルクから摂取していますから、「離乳食を食べてくれない」とあまり神経質になることはありません。「初めての味との出会いに、どんな表情をするかな?好きかな?嫌いかな?びっくりかな?」そんなふうに、赤ちゃんといっしょに楽しんでみましょう。

保育園に備えて、哺乳瓶に慣れておく

0歳児から保育園の入園を考えている人は、入園後の給食のことを考えて、哺乳瓶に慣れさせておくといいでしょう。保育園でも、離乳食のあとはミルクで栄養を補助します。哺乳瓶でうまく飲めない子は、コップ飲みやスプーンなどでミルクを飲ませてもらうこともありますが、いずれにしてもミルクがしっかりと飲めるようになるまでは、短時間預けて様子を見ていく「慣らし保育」が続くところが多いでしょう。

早めの仕事復帰を考えている人は、少しずつ哺乳瓶のトレーニングも始めましょう。入園を希望している保育園で、どんなタイプの乳首が使われているかも聞いておくと安心です。

夜泣きが始まったら、どうする?

夜中、ぐっすり眠っているかと思ったら、突然火がついたように「ワーン!!」と泣きはじめる赤ちゃん……。5ヶ月ごろになると「夜泣き」が始まることがあります。夜泣きはグンと知恵がつく頃に起こり、個人差はあるものの、数週間から数ヶ月続くこともあります。

夜泣きの原因は諸説あります。空腹、のどの渇き、おむつの汚れ、暑さや寒さ、その日にあった怖い出来事や興奮する出来事の夢、運動不足……こうしたことが引き金になるといわれています。原因を探って対処しても、泣きやまないこともありますが、まずは、いろいろ試してみましょう。

【夜泣き対処法いろいろ】

  • ねぼけて泣き続けるときは、一度起こして正気にしてから、改めて寝かしつける。
    いったん別の部屋に行って、母乳やミルク、白湯を飲ませたりするのも効果的!
  • 抱っこ、ベビーカー、車で外に出て、夜風にあたる
    夜風には鎮静効果があるみたいで、外に出ると夜泣きがやむ、という先輩ママは多いですよ。
  • 「泣くだけ泣けば」と開き直ることも効果的!

睡眠を邪魔されてイライラして、早く寝て~!と焦れば焦るほど、泣き続けることも。むくっと起きて、ご機嫌で遊びだしてしまうパターンもあります。「泣きたいだけ泣きなさい。遊びたければ遊びなさい。とことんつきあうわよ」と、開き直ると不思議に寝入ってくれることもあります。

産後5ヶ月のママの状態

抜け毛が増えたら、気分転換にヘアサロンへ

産後しばらくすると、いつもより抜け毛が多いことに気づく人が増えてきます。これは、出産によるホルモンバランスの変化や、不規則な生活リズムによる疲れ、ストレスなどのせい。シャンプーのたびにゴッソリと髪が抜け、5ヶ月ごろともなると、前髪の生え際にピョンピョンと短い毛が生えてきたりして……。鏡を見るたびにため息をつきたくなります。

こんなときは赤ちゃんを預けて、気分転換に美容院に行ってみてはどうでしょう。抜け落ちた前髪や、知らないうちに増えていた白髪などをカバーするような、新しいヘアスタイルを美容師さんに提案してもらうと、リフレッシュできて、お出かけしたい!という気持ちがわいてくるかもしれません。

セックスを前向きに考えて

出産を境に夫婦仲がギスギスしてしまった……。そんな悩みを抱えていないでしょうか。サポートしてほしいのにいまひとつ頼りにならないパートナーに対して、どんどん気持ちが冷めてしまう。この「産後クライシス」と呼ばれる状態をひきずったままでいると、夫婦ゲンカが増え、はては離婚問題にまで発展してしまう……。

離婚で最も多いのは、子どもが0~2歳のころなのです。そんなことにならないよう、夫婦の愛情を確認しあうためにも、そろそろセックスに前向きになるように努力してみるといいかもしれません。

男性と女性では性欲に違いがあります。男性の精液は毎日生産され、これを排出したい欲求が性欲になります。もちろんそれだけでなく、精神的なものも関係していますから、あまりママが拒否を続けると、ED(勃起不全症)の原因になることもあります。

産後、あまり長い間セックスがないのはやっぱり不自然。ママは、女性とは違う男性の生理に理解を示してあげてはどうでしょう。すぐにセックスという行為は難しくても、今後自分たちの性生活をどうしていくのか、お互いに話し合う機会を持つだけでも夫婦の絆は深まります。

愛撫や抱擁などの肌と肌の触れ合いやセックスは、「オキシトシン」というホルモンを放出します。オキシトシンは「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」などと呼ばれています。スキンシップなどの刺激で、女性にも男性にも分泌されます。赤ちゃんだけでなく、パートナーともスキンシップを楽しみましょう。ストレスの緩和や幸せな気分を高めるのによいと言われています。

夫婦の結びつきをより強いものにするためにも、セックスは避けては通れない大事な要素のひとつ。前向きにトライしてみましょう。

産後の下着の選び方

ボディラインを引き締めるために、かなりきつめの下着を選んではいませんか? 外側から下着で引き締めると、確かに皮下脂肪は一時的に締まった感じになります。でも、下着をとると、また、ポヨヨーンと戻ってがっかり……。

産後のボディラインに、何よりも効果があるのは、筋肉の引き締め体操です。腹筋やウエストをねじる体操、ダンベル体操などが効果的です。赤ちゃんをお腹に抱っこしたまま寝転がり、膝を立てて軽く腹筋をするだけでも、お腹周りにアプローチできます。

ボディラインを矯正する下着は、あくまでも補助的なものです。あまりきつい下着をつけていると、血液の流れが滞って、なかには便秘や肩凝りの症状が強くなるママもいます。また、ブラジャーのひもが短かすぎて、肩こりの症状が強くなっていることがあります。骨盤にアプローチする下着や、着圧があってもラクな着心地の補整下着を選んで、サポートアイテムとして活用するといいでしょう。

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生後5ヶ月になると、寝返りができる赤ちゃんが出てきます。離乳食スタートのチェックポイントは? 夜泣きが始まったらどう対処する? ママは、抜け毛のこと、体型カバーの下着のこと、セックスのことも気になります。赤ちゃんの発達のこと、お世話のこと、ママの体と心のこと。小児科医・宮野孝一先生と、看護学博士・藤本薫先生の監修です。出産・育児のサポートサイト「ベビータウン」