ベビータウン

事故防止、安全

専門家/メーカー

赤ちゃんのおむつの品質はどう保たれているの?

2017.08.30

中国から爆買いされるほど、日本のメーカーのおむつの品質は世界にも誇れるレベル。大切な赤ちゃんの肌に直接触れるおむつだから、品質への信頼があってこそママたちも安心して使うことができるのですよね。でも、「メイドインジャパン」という漠然とした信頼で選んでいませんか?その信頼や品質はどのようにつくられて、どのように維持されているのでしょう?ムーニーを作るベビータウンのサポート企業であるユニ・チャームで、品質保証を担当する方に、詳しくお話をうかがいました。

取材協力:ユニ・チャームunicharm

取材協力

倉田信弘さん
ユニ・チャーム株式会社 CSR本部

ムーニーを作るユニ・チャームで、品質保証を担当する部署で活躍中です。

「品質」ってそもそもどうやって高めるもの?

Q:おむつを作るうえで、「品質」はどのように管理されているのですか?

倉田さん:私たちが世の中に売り出す商品は、製品によって国で基準があるものはそれに従い、業界基準がある場合はさらにそれにも従うのが最低限のことです。そのうえで、お客さまの安心・安全を守るために、商品の設計段階から生産、販売後もお客さまの声を聞くなど、よりよい製品を作るためにすべてのプロセスにおいてトータルで管理しています。

Q:具体的に、各段階ではどんなことが行われているのですか?

倉田さん:おむつについては、国で定めている基準はないため、「日本衛生材料工業連合会」という業界団体の基準に基づいています。これが衛生や安全のための最低限の基準で、ユニ・チャームではそれに加えて、安全と品質を守るための自社基準を設けています。

例えば安全面では、おむつの材料となる資材を調達する際に、「人体や生態系へ影響のある有害化学物質が含まれていない」ことを管理するガイドラインを策定しています。また、製品を設計する段階では、お客さまが実際に使ったときに問題がおきないか、試作品を実際にモニターに試してもらったり、試験用の機械を使うなどさまざまなテストを行っています。そのうえで、社内の「安全性評価委員会」で協議し、大丈夫と判断されたものだけが製品化されます。

ユニ・チャームの「安全確認フロー」。何段階にも繰り返し安全性を確認し、合格したものだけが製品化されている。

Q:ムーニーの工場を見学させてもらったことがありますが、生産中にもたくさん検査をしていますよね?

倉田さん:もちろんです。高い品質レベルで安定して製造できるかが大切ですので、工場の中でも製造段階でさまざまな検査を行っています。ユニ・チャームではUTMSS(ユニ・チャーム トータル マネジメント ストラテジック システム)といって、工場全体で改善をはかる取り組みも行っています。常に高いレベルで同じ品質の商品をお客さまへ提供し続けられるよう、生産性改善、品質改善を継続的に行っているのです。

ベビータウンがムーニーの工場を見学したレポートはこちら

さらに高い品質のおむつを作るために

Q:品質を維持したり高めるために大変なのはどんなことですか?

倉田さん:安全という意味では、上記のようなことを行うのはメーカーとして当然のことで、それが大変なわけではありません。一番大変だと思うことは、「お客さまがどんなものを欲しがっているか」を追求していくことで、私たちはそこに最も注力しています。「品質」とは単に安全であるだけではなく、お客さまが満足してこその品質だと思っています。

Q:それはお客さまにどんなものが欲しいか尋ねるということですか?

倉田さん:もちろん直接尋ねることもしますし、お客さまから寄せられた声で製品を改良することもあります。しかし、人には自分でわかっているニーズと、言語化できてない潜在的なニーズがあります。例えばおむつからモレがあれば、「モレないおむつがほしい」と自分でもわかりますが、それ以外の小さなことにももしかしたら不満があるかもしれないのに、知らず知らずに妥協している可能性もあるのです。その潜在的なニーズを掘り起こして、お客さまの期待以上のものを作っていくことが私たちの使命だと思っています。

Q:ママ自身も意識していないニーズをどうやって探すのですか?

倉田さん:例えば、おむつ替えだけでなくお客さまの生活全体の実態や消費実態を、徹底的に観察しています。具体的には、赤ちゃんのいるご家庭で一緒に生活してみたり、ユニ・チャームは世界中でおむつを販売しているので、その国で生活してみて、どんなシーンで紙おむつが使われているかなどを調査しています。国によっておむつの使われ方はとても異なりますので、日本と同じ製品をただ輸出するのではなく、その国にあった製品を作って販売しているのです。

Q:そこまでやっているのですね。ものすごくサービスのいいホテルマンみたいですね。

倉田さん:そうかもしれませんね。ユニ・チャームには「尽くし続けてこそNo.1」というDNAがあるのです。お客さまに尽くすことが我々の製品をご指示いただける基本だと考えています。

Q:今後、さらに品質を上げるためにどんなことをされていく予定ですか?

倉田さん:潜在的なニーズを掘り起こすために、今まではママたちの視点で考えていましたが、おむつを使うのは赤ちゃんです。赤ちゃんにとって快適なおむつを作ることが目的ですが、赤ちゃんはしゃべれません。そのため、赤ちゃんがおむつをつけたときにどう感じているかを、脳波をはかるなど、科学的な手法で赤ちゃんの実態に迫っています。

また、おむつばなれやトイレトレーニングもママたちには課題となっています。おむつばなれもストレスなく快適に進めていただくことも、今私たちが取り組んでいることです。生まれて初めておむつをつけたときからおむつを卒業するときまで、ずっと快適に過ごせたら、おむつのことでママも赤ちゃんも悩まずに済む世の中になると思うのです。そんな世の中にしていくことが、私たちの品質の究極の目標です。

おむつはずれを楽しくする取り組みについて詳しくはこちら

「おむつやおむつはずれのことでママが悩まなくていい世の中」って夢のようでもありますが、もしかしたら実現できてしまうのかもしれませんね。おむつの品質とは、安全に作られることと思っていましたが、安全は当たり前で、作っている人たちはもっとその先を考えていたことに驚かされました。これからもおむつがどんどん進化していく期待が、また高まりますね!

おむつの品質を高めるためのメーカーの取り組みについて詳しくはこちら

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