ベビータウン

事故防止、安全

乳児期に起こりやすい事故と安全対策

2004.06.20

誤飲や転落、やけど……。想像しただけで怖い赤ちゃんの事故。
でも、どんな時にどんな事故が起こりやすいかを知って細かく気配りしていると防げることが多いのです。

乳児期の事故 基礎知識

昨日できなかったことも今日はできるから・・・赤ちゃんの事故は運動能力の発達と関係します

生後すぐは手足をパタパタ動かすだけの赤ちゃんも、生後3~4ヶ月になると、近くのものに手を伸ばしたり、つかんだり、口に入れたりします。はいはい時代の赤ちゃんは床の落し物を見つける名人!つかまり立ちをするようになれば、昨日までは届かなかったテーブルのタバコやクスリに手が届いて、食べちゃうかも!?赤ちゃんの運動発達と起こりやすい事故の関係を知っておきましょう。

1日の大半を家の中で過ごすので・・・・乳児期の事故のほとんどは家の中で起こっています

乳児の事故の大半は、ママやパパの視線が届く室内で起こっています。それもいちばん長い時間を過ごす居間がトップ。一見、安全に見える部屋も、赤ちゃんにとっては危険物でいっぱい。とくに寝返りができるようになり、そしてはいはいが盛んになると、行動範囲は一気に広がって、危険度もアップします。ママやパパは、一度、赤ちゃん目線で、寝返りしたり、はいはいしたりして、まわりに危険なものがないか、チェックしてみましょう。

なんでも口に入れるのが赤ちゃんだから・・・・いちばん多いのが異物を口に入れる誤飲事故!

乳児期の赤ちゃんは何でも口に入れて、なめて感触を確かめます。これは本能であり、成長にとって必要な発達段階なのです。赤ちゃんの手の届くところにあるものは、すべてなめるものと思って、見渡してみましょう。誤飲事故のトップは、タバコです。喫煙パパ、ママはとくに気をつけましょう。またコインやボタン、おもちゃの電池なども、気道に詰まれば窒息の危険があります。

子どもが誤飲したもの 子どものつまり・窒息の要因

赤ちゃんの発達別
起こりやすい事故と対策

  • 運動発達には個人差があります。月齢は目安にしてくださいね。

0ヶ月~3ヶ月
ねんねのころ

ねんね姿勢かママに抱っこ。手足をパタパタ動かす。手足を動かすうちに体が少し移動することも。

起こりやすい事故と対策

事故のほとんどは大人の不注意が原因です。特に多いのが窒息。敷き布団は硬い素材を選び、できるだけ、あお向け姿勢で寝かせます。赤ちゃんの周りにタオルやぬいぐるみなども置かないこと。また、やけどにも注意が必要です。口の中をやけどしないようミルクは温度を確かめてから与え、コーヒーなどの熱い飲み物を飲みたいママは、赤ちゃんを抱っこしていない時にしましょう。シャワーは必ず湯温を確かめてから、かけてあげます。

4ヶ月~7ヶ月
寝返りのころ

興味を引かれるものを手でつかむ。何でも口に入れる。寝返りをする。

起こりやすい事故と対策

手に触れたものをつかんでは口に入れます。赤ちゃんの口の大きさは約32mmで、トイレットペーパーの芯の直径が目安。タバコ、コイン、ボタン、薬、電池など、これ以下の直径のものなら何でも口に入れて誤飲する心配があります。赤ちゃんの手の届く範囲に危険物がないか、いつもチェックしましょう!
また、寝返りをした拍子にベッドや段差から転落することもありますので、ベッドの柵は必ずロックしておくこと。

8ヶ月~10ヶ月
はいはいのころ

座れるようになる。はいはいで移動するようになる。はいはいをしないで立っちゃ伝い歩きを始める赤ちゃんも。

起こりやすい事故と対策

新聞紙や雑誌をビリビリ破くのは楽しい遊びですが、口に入れないように気をつけて。ビニール袋をおもちゃ代わりに与えるのも、窒息の原因になるのでいけません。
階段や段差での転倒・転落には柵をつけて対策を。ポット・加湿器・炊飯器は、蒸気でやけどをすることがあるので、赤ちゃんの手の届かないところへ。ストーブはガードで囲み、アイロンは切ってから余熱でやけどしないように注意しましょう。

11ヶ月~12ヶ月
つかまり立ち・伝い歩きのころ

はいはい姿勢から家具などに手をかけて立ち上がる。つかまり立ちから伝い歩きをするようになる。手を離してひとり立ち、そしてよちよち歩きへ。

起こりやすい事故と対策

はいはい時代より目線が高くなって、誤飲の対象が増えます。赤ちゃんがつかまり立ちする座卓の上に、タバコや灰皿、飲みかけのビールなどを放置しないこと!洗剤、薬などの危険物は赤ちゃんの手の届かないところへ始末します。動きが活発になる分、つまづいて転んだり、家具に頭をぶつけたりすることも。整理整頓のほか、家具の角にはカバーをつけるなどして対策しましょう。
まだ立っちが不安定なのでお風呂の湯船で溺れたり、洗い場で足をすべらせることもあります。入浴中は片時も目を離さないことが大切です。

もしも!という時のための
応急処置と救急車を呼ぶ
目安

タバコを口に入れた!
(誤飲)
誤飲のトップはタバコ。紙巻タバコは食べたと気づいたらすぐに口の中からかき出して、病院へ。固形状態では吐き出すことが多く命に関わることは少ないのですが、怖いのは水を入れた灰皿や缶の中のニコチン液を飲んだ時。約1本のタバコのニコチン量は致死量です。救急車で病院へ急ぎましょう。
コインを飲み込んだ!
(窒息)
ゴックンとおなかのほうへ飲み込んでしまった時は、時間がかかりますがウンチと一緒に出てきます。でも、気道のほうに入って苦しそうなら赤ちゃんの頭を下げて背中を強く押します。ポンと出てきたら安心!?それでも出てこない時は、すぐに救急車を呼びます。
湯船で足を滑らせた!
(溺水)
すぐに気づいて水から引き上げた時は大丈夫。ワッと泣くだけで終わります。でも、あえぐように呼吸をしていたり、唇が青い時は救急車を。到着までの間、できれば顔を横向きにして、胸を圧迫、飲んだ水を吐かせるようにしましょう。
床で頭を打った!
(転落)
ワッと泣いてたんこぶがふくれてきても、心配ありません。冷たいぬれタオルや保冷剤などでたんこぶを冷やしてあげます。ぐったりして意識がない時、吐く時、切り傷ができて出血している時は急いで救急車を呼びましょう。元気にしていても、受傷後24時間は特に症状の出現に注意が必要です。
皮膚が赤くなっている!
(やけど)
小さな範囲(10円玉以下)で赤くなっている程度ならひと安心。流水または冷たいぬれタオルで冷やしてあげます。水疱ができてきた、10円玉以上の大きさ、ホットカーペットなどの低温やけどの場合には急いで病院へ。とくに体の10%以上(だいたい、片方の腕と手で10%)なら救急車を呼びましょう。

監修/みやのこどもクリニック院長
 宮野孝一先生

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