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紫外線の季節は、親子でUVケアが必須!

2017.07.05

紫外線が本格的に降り注ぐシーズンに突入していますね。日本は多くの地域で6~8月が最も紫外線が降り注ぎます。「まだ梅雨明けしてないから大丈夫」と思うのはまちがい。曇っていても紫外線は届いています。紫外線にはさまざまな害があることは認識しているママも多いと思います。それは赤ちゃんもいっしょ。紫外線対策について皮膚科医で小児科医でもある先生にお話をうかがいました。

取材協力:(株) 千趣会BELLE MAISON

取材協力・監修

医学博士 佐藤徳枝先生

医療法人社団 佐藤皮膚科小児科クリニック院長

日本小児科学会専門医
日本小児科医会 地域総合小児科医療認定医
東京の練馬区で30年以上地域医療に関わりながら、3人の子育てをされ、現在は3人のお孫さんもいらっしゃいます。子育ての経験からクリニックと同じビルに「病児保育室プリムラ」を開設。働くママを応援しながら、小児科、皮膚科の病気のことはもとより、子育てや家族の病気など相談にものっていらっしゃいます。

佐藤皮膚科小児科クリニック

紫外線について正しく知ろう!

紫外線の種類による違い

UVAとUVBの違い、ちゃんと知っている?

地表に届く紫外線には紫外線A(UVA)と紫外線B(UVB)があることはご存知のママも多いのでは?日やけ止めやファンデーションなどを選ぶ際に基準となる「SPF30」や「PA++」が、それぞれUVBとUVAに対する予防効果の度合いであることから、大人の女性の多くは見聞きしていますね。

けれどそれがどういう違いによるものなのかを正しく答えられますか?

「まずはお母さんたちに、紫外線について正しく知っておいてもらいたいですね」と佐藤先生。

では基本から知っておきましょう!

UVAは部屋の中にも届いている!

UVBは窓ガラスを通過しないので、家の中にいるときに浴びることはほとんどありませんが、UVAは窓ガラスはもちろん、雲も通る紫外線。だから雨や曇りの日でも地表に届いていますし、おうちの中にいても浴びている可能性が高いのです。しかも地表に届く紫外線の90%はUVA。雨の日やおうちで窓際にいるときも日中は紫外線対策が必要なのです。日やけ止めなどのスキンケアはもちろん、最近はUV対策がされているカーテンなどもあるので、上手に利用したいですね。

UVAは通常のガラス窓も通過して部屋に到達します。

紫外線の害は日焼けやシミだけじゃない!?

水ぶくれを起こすUVBとシミなどのもとになるUVA

UVAとUVBでは図のように肌のどこまで到達するかも違っていて、それによって肌への影響も異なります。また、肌だけでなく私たちの体にさまざまな影響を及ぼすのです。それは、すぐに目に見えて表れる「急性障害」と、長い時間をかけて将来起こる「慢性障害」に分けられます。

【急性障害】

  • 急性障害の代表が「日焼け」です。日焼けにも2種類あり、ひとつは色の白い人などが真夏に日に当たると赤くなったり水ぶくれを起こしたりする「サンバーン」。これはUVBの作用によるものです。もうひとつは、サンバーンの3日後くらいから起こる、メラニン色素の沈着による黒い日焼けで「サンタン」と呼ばれる日焼け。これはUVAの作用によるものです。
  • UVBには免疫力を低下させる作用もあります。表皮にある免疫反応を起こさせる細胞が、UVBを浴びると一時的に働かなくなってしまうのです。夏に海水浴などに行った後に風邪をひいたり、疲れやすくなるのは、この影響によるものなのです。

【慢性障害】

  • 「紫外線によってシミができる」というのは女性の間では常識ですね。シミは紫外線を浴びてすぐできるわけではなく、子どもの頃から紫外線を浴び続けることで、細胞の遺伝子DNAに傷がついて、その積み重ねが20歳を過ぎた頃から出始めるのです!これを「光老化」と呼ぶのです。
  • シワも実は紫外線の影響があります。真皮に到達したUVAが活性酸素をつくる原因となり、肌の柔軟性や伸縮性を低下させて、シワの原因となるのです。
  • 近年増加している皮膚ガンも紫外線を長期間浴びたことが原因となります。日本人の平均寿命が高年齢化していることもあり、幼少期や若い頃に浴びた紫外線の影響で、がん抑制遺伝子が変異してしまうために起きるがんです。

UVAとUVBは肌への到達度が違い、引き起こす害も異なっています。

骨の発育に紫外線は必要なのでは?

骨の発育のために、日光浴が必要と言われていたのは昔のこと。

「確かに昔の母子健康手帳には『赤ちゃんに日光浴をさせましょう』とありましたが紫外線の害が科学的に証明されて以来、その言葉は削除され、今は『外気浴(日光にあてるためではなく、屋外の空気にふれること)』となっています。確かにカルシウムが骨になるにはビタミンDが必要で、紫外線に当たることでビタミンDを吸収できます。しかし、現代は食事からも十分摂取できますし、ビタミンDの合成のためには、手の甲くらいの面積に15分程度日を当てれば十分なのです。それはわざわざ日光浴しなくても、よほど閉じこもった生活をしていない限り、日常生活で普通にあびる範囲です」(佐藤先生)

紫外線対策はどうしたらいい?

親子とも日やけ止めをきちんと塗ろう!

紫外線対策について佐藤先生にうかがいました。

佐藤先生「外に出るときは衣服や帽子で肌を露出しないことが紫外線対策にはよいのですが、暑い時期だとどうしても薄着になりますよね。その場合、顔だけでなく手や首など、露出されている部分には日やけ止めを必ず塗りましょう。赤ちゃんは皮膚が薄いので紫外線が皮膚の奥まで入りやすいので、きちんとケアしてあげてください。お母さん自身ももちろん忘れずに。

日やけ止めには、紫外線を吸収して化学的に分解する紫外線吸収剤と、紫外線をはねかえす紫外線散乱剤の2種類があります。赤ちゃんには肌への負担が少ない紫外線散乱剤で、無香料・無着色のものをおすすめします」

日やけ止めの塗り方のポイントは?

佐藤先生にうかがった日やけ止めを塗る際のポイントです。

●3時間ごとぐらいに塗り直す

日やけ止めの効果は3時間程しか続かないため、長時間屋外にいる場合は、こまめに塗り直すと効果的。

●汗をかいたら汚れを拭いてから

汗をかいた後の肌は汗の成分で汚れています。そのまま日やけ止めを塗り直そうとすると汚れも一緒に肌にすりこむことになるので、おしぼりやウェットティッシュなどできれいにしてから塗り直しましょう。

●蚊よけ剤は日やけ止めの後に

夏の外出時は紫外線とともに蚊など虫刺されも気になりますね。虫よけスプレーやシートを使う際は日やけ止めの後に。お肌につける順番としては、最初がベビーローションなどのスキンケア剤、その次に日やけ止め、最後に虫除け剤にしてください。

最近では肌にとっては「百害あって一利なし」と言われる紫外線。子どもの頃からの蓄積が大人になってからシミやシワとなって表れるなど、子どもの将来のお肌の美しさがママがしてあげるスキンケアにかかっているとなると、してあげないわけにはいきませんね。もちろんママ自身も、今のUVケアが光老化から少しでも遠ざかる道なのです。かといってずっとおうちで過ごすのではなく、夏休みなど行楽シーズンでもあるので、外遊びも楽しみたい季節です。しっかり家族でUVケアしながら、楽しい夏の思い出を作りましょう!

赤ちゃんの
夏のスキンケアに役立つ
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