新生活が始まる春。引っ越しが多いシーズンでもあります。引っ越しの予定があるけれど、赤ちゃんや小さな子どものお世話をしながらだとまとまった時間がとりづらく、大掃除に苦労しているという方もいるのでは?今回はそんな悩みが少しでも減らせるように、引っ越しするときの大掃除で便利だった掃除グッズや、コツなどについて先輩ママたちに伺いました。ぜひ参考にしてください。
アンケートには2077名のベビータウン会員が協力してくれました。たくさんの質問に答えてくださりありがとうございます!
(アンケート実施期間2017年12月13日~12月19日)
目次
今まで住んでいた家の掃除はどうしている?
できる限りキレイに掃除すると答えた方が半数以上
引っ越すときに、今まで住んでいた家の掃除をどの程度すればよいのか、気になるところですね。引っ越したことがある方にどの程度掃除をしたかと、その理由について伺いました。
最も多かったのは「できる限り溜まった汚れを落としてキレイに掃除する」で55.7%。その理由は、大きく分けて二つあり、キレイに掃除したほうが敷金が多く返ってきたり、クリーニング代が安く済むなどの金銭的な理由と、お世話になった家だから感謝を込めてきちんと掃除したいといった気持ちによるものでした。「掃除機と簡単な拭き掃除くらいはする」と答えた32.8%、「掃除機だけかける」と答えた7.0%の方は、「もともと契約で退去時にクリーニングが入る予定になっているけれど、マナーとして最低限の掃除はしておきたかった」と答えた方が多数。「本当はもっと丁寧に掃除をしたかったけれど、時間が無かったからできなかった」という声もありました。「ほとんど掃除はしない」と答えた2.9%の方のなかにも、時間がなくて掃除できなかったと答えた方が多く、妊娠中や小さな子どもがいると思うように時間がとりにくいことが伺えました。
家具についたほこりは事前に取り除く方が多数
引っ越しのときの掃除は、普段動かさない大物家具や冷蔵庫なども動かすので、隠れていたほこりがたくさんでてきます。そのほこりはどのタイミングで掃除したかについても伺いました。「引っ越しする前にほこりを取り除いた」が67.2%と圧倒的に多く、「新居に運んでもらった後にほこりを取り除いた」は9.4%でした。新居にほこりを持ちこみたくない方のほうが多いようですね。また、「引っ越し業者に運搬するときにほこりも取ってもらうように頼んだ」と答えたのは8.8%。多くの方が業者に頼むのではなく、自分でほこりの掃除をしているようです。引っ越し業者の人が大きな家具や家電を動かしてくれた後に、サッとその場でほこりを取り除いたという方も多く、手際よくほこりをとることが大切だという意見もありました。
引っ越しの時に活躍した掃除グッズは何?
使い捨てタイプのグッズが人気
引っ越しのための掃除をした時に便利だった掃除グッズについて伺ったのが下のグラフです。最も多かったのが「ぞうきん」で64.0%、つづいて「使い捨てフロアシート」が62.2%でした。床は使い捨てフロアシートでゴミやほこりをとって、ぞうきんで仕上げるという声が多くありました。使い捨てのフロアシートはもちろん、ぞうきんも古いタオルや布を使って汚れたら捨てる方が多いようです。他にも、ほこりとり用のハンディワイパーは、使い捨てタイプと答えた方が41.3%であるのに対して、布製のハンディワイパーと答えた方は8.3%と、捨てられるタイプのほうが圧倒的に人気がありました。
「新居に汚れたものを持ちこみたくない」、「荷物を増やしたくない」というのが、使った後に捨てられるタイプのグッズが人気の理由のようです。掃除用ブラシやスポンジなども、100円均一などで安く購入して、使った後に捨てるという方もいました。
5つのコツと先輩ママの体験談
先輩ママたちが実際に引っ越した時に感じたことや、これから引っ越す方へのアドバイスをご紹介します。
1.早め早めの計画を立てる
小さな子どもがいると想像以上に掃除が進まないという声が多数。焦ってイライラしないためにも、早めに始めて余裕を持つことが大切なようです。また、妊婦さんもつわりで体調が悪いこともありますし、お腹がはったりしないように、無理のない計画を立てるとよいですね。
子どもの面倒を見ながら、引っ越し直前に掃除をきっちりやるのは難しいので(毎日子ども寝かしつけた後、真夜中までかかりました)、引っ越し日から逆算して、早め早めに取りかかるといいと思います。
(兵庫県:あやかさん)
とにかく早め早めにやったほうがいいと思います。やり始めても子どもがいると中途半端になったり、段ボールの中身を出されてもっと散らかったり…。あとは、誰か見てもらえる人がいれば子どもを預けて、一気にやってしまったほうが楽だと思います。そして、何より子どもがケガなどしないよう、用心深く見守ること!
(神奈川県:匿名希望さん)
子どもがいると引っ越し準備はなかなか進みませんでした。余裕をもって始めることが必要だと思います。引っ越し業者を早く決めて、早く段ボールをもらって少しでも早く始めてください。
(愛媛県:匿名希望さん)
2.いらないものは捨てる
いらないものは捨てて荷物を減らすと、掃除がスムーズにできるので効率的。さらに引っ越した後の片付けも楽にすみますね。1年以上使っていないものは捨てるなど、基準を決めるとよいそうです。
アパートから戸建へ引っ越した際、物を処分しなかったので、納戸がガラクタだらけになってしまい、後悔しています。引っ越しは断捨離をするよいタイミングだと思いました。
(静岡県:匿名希望さん)
一年以上使わなかった物はできるだけ処分したり売ったりしていたら、要らない物で場所を取って困ることがなくなりますよ。
(大阪府:小緒ちゃんのお母ちゃんさん)
断捨離の絶好のチャンス!仕分けるのが大変だけれど、物を減らしたら引っ越した後の片付けも楽になりました。
(北海道:匿名希望さん)
3.普段からこまめに掃除をする
たまった汚れは頑固で落とすのが大変です。普段からこまめに掃除をするほうがよいという声が多くありました。また、引っ越しの掃除のときにカビが落ちなくて苦労した方が多かったので、除湿剤を置くなどカビ対策もしておくといいですね。
普段からのこまめな掃除の積み重ねが本当に大事だなと実感しました。見えないところにはたくさんほこりが溜まっているし、知らない間に汚れてシミになってしまっていたり、重さで沈んでしまったフローリングなんかも元には戻りません。できるだけ普段から気にする。それだけで引っ越し前の掃除も断然変わってくると思います。
(大阪府:彩華さん)
カビが生えると掃除が大変なので、除湿剤や防湿シート、すのこなどを使ったほうがいいと思う。
(秋田県:匿名希望さん)
掃除はこまめにするのが一番。いざ、大掃除をしようとしても、たまった汚れは頑固でなかなかとれません。
(北海道:匿名希望さん)
4.業者に頼む
妊娠中や小さな子どもがいるときは、お金がかかっても業者にお願いしてしまったほうがよいという意見もありました。掃除専門の業者や、引っ越しの業者が掃除もしてくれるオプションを用意している場合もあるようなので、調べてみる価値はありそうです。シンクやトイレ、風呂場など、掃除が大変な部分だけ業者に任せるという方もいました。
小さい子がいたり、妊娠中の無理は禁物。お金で解決できる部分は業者に頼みましょう!旦那さんが文句言ってきたら、モップやぞうきんを無言で渡しましょう(笑)。
(岩手県:寒桜さん)
子どもがいると余計に時間もかかるので、業者さんにお願いできることは任せたほうがいいと思う。
(新潟県:にゃんこさん)
小さな子どもがいると本当に大変でした。全て業者に頼んだほうがお金はかかりますが楽です。
(千葉県:華さん)
5.子どもを預ける
集中して引っ越しのための荷造りや掃除をするために、子どもを誰かに預けて時間をつくるのも選択肢のひとつのようです。
子どもをお世話しながらの引っ越し準備はとても労力がいるので、もしどなたかに少しの時間でも子どもを預けられるのなら、その間に荷造りをするのもよいと思います。段ボールだらけのお部屋は危険がいっぱいなので。
(北海道:はっくん母ちゃんさん)
子どもがいると片づけができないため、面倒を見てくれる人に預ける。親戚でも友達でもシッターさんでも一時預かりでも、利用する。
(神奈川県:つきままさん)
小さい子どもがいる場合は、なるべく預けたり、みてもらえる人を確保したうえで、引っ越し前後数日は引っ越しに専念できる体制を整えるのがベストだと思います。
(北海道:ミントさん)
引っ越しする前に、今まで住んでいた家をできるだけキレイに掃除していきたいと考える方が多いですが、赤ちゃんや小さなお子さんのお世話をしながらの大掃除は大変なものです。先輩ママたちは、長めのスパンで余裕のある計画を立てて掃除をしたり、便利なお掃除グッズを活用したりして、上手に負担を減らしているようです。また、慌てて掃除をするのではなく、日頃からこまめに掃除をすることが大切だという意見も多くありました。引っ越しの予定のない方も、ハンディワイパーでサッとほこりをとっておくなど、日常的に家をきれいしておくことで、通常の大掃除の負担を減らすことにもつながります。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。