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お片づけ習慣が身につく子どもの収納は?

2018.08.22

お片づけができる子に育って欲しいけれど、現実はまったくお片づけをしなくて困っているというママは多いのではないでしょうか?お片づけの習慣を身につけるためには、子どもが喜ぶ収納グッズを使うなど、子どもが楽しくお片づけできるための工夫も大切なようです。そこで今回は、「カールく(軽い気持ちで)明るくお片づけ」のキャッチフレーズで評判のカール友波(となみ)さんに、子どもがお片づけの習慣を身につけることの大切さや、おすすめの収納方法など、子どものお片づけに関してお話を伺いました。

取材協力:(株) 千趣会BELLE MAISON

監修・取材協力

カール友波(となみ) さん

整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師。主に9歳までの子どもの保護者・保育者・教育者向けの整理収納教育士認定講師。
2人の子どもを育てた経験、家事代行会社で片づけサービスを立ち上げた経験、整理収納のノウハウを活かしたお片づけの出張レッスンや講演などを行っている。著書には『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)、『「片づけなさい!」と言わずに家族が勝手に片づけるすごい方法』(PHP研究所)がある。

将来へつながる子どものお片づけ、ここがスゴイ

お片づけは早くから習慣づけたほうが後がラク

小さい頃からお片づけ習慣を身につけるようにすると、言葉を覚えるように自然とできるようになってくるものです。片づいているのが当たりまえという感覚は、将来役に立ってくると思いますよ。
また、「食事はお片づけしてきれいになってから」「寝る前の5分はお片づけタイムにする」など、お片づけのルールも早めに決めておいたほうが、子どもがすんなりと受け入れられるものです。面倒だという感情が生まれる前から当たり前になっていると、無理なくルールを守ることができるのです。一緒にお片づけをするより親が一人でやってしまったほうが早いなど、最初のうちは大変なところもありますが、お片づけの習慣が身につくと、成長するにつれて、ママの負担はどんどん減っていくはずです!

お片づけは自立を促す

お片づけの基本は整理と収納。整理するためには、自分の基準でこれはいるのか、いらないのかを決めて、自分に合った収納方法を見つけることが必要になってきます。これは、自立するために必要な、自分の意思で目的を決めて、達成できるようになるための練習にもってこいなんです。
子どものうちから、自分で何かを選ぶことに慣れていることが、大人になったときに自然と進路でも何でも自分で責任をもって選ぶ力につながっていきます。ぜひ、お片づけをそういったトレーニングのひとつとしても活かしていって欲しいです。

頭の中を整理できる脳を育てる

もうひとつ、お片づけを通じて育ててほしいのが、頭の中を整理する力です。成長していくと、物事に優先順位をつけて、まず何をして何をあきらめなければならないのか、判断が必要な場合があります。そんなときでも、頭の中が整理されているとパニックにならず効率良く動けるはず。普段から身の回りの整理ができていると、自然と頭の中も整理できる脳へ育っていきやすいものです。

自信や意欲につながる

お片づけができていないと、でかけるときに探し物をして遅刻してしまった、忘れ物をした、大切なものをなくしてしまったなど、失敗につながってしまうこともありますよね。きちんと片づいていれば、そういったミスを減らすことができて「自分はきちんとできるんだ」という自信にもつながります。自信があるといろいろなことに対しての意欲もわいてくるものです。

片づけが苦手なママも自信を持って!

ママ自身、片づけが苦手で、「自分ができないのにどうやって子どもにお片づけを教えればいいの?」と不安で自信がもてない方もいらっしゃるかもしれません。けれど、いろいろ試しながら、子どもと一緒にお片づけについて考えていくのも楽しくてよいものです。子どもと一緒に成長して、いつの間にか自分もお片づけ名人へと成長できているかもしれませんよ。お片づけはママも子どもと一緒に、前向きな気持ちで楽しんでやることが大切です。

お片づけを身につけるためには?

「しつけ」が「おしつけ」にならないように注意

子どもがお片づけ習慣を身につけるためには、大人が最初のうちは楽しくできるように導いてあげることが必要です。面倒で嫌なもの、やらないと怒られるものといったマイナスなイメージを持つと、お片づけが嫌いになってしまいます。親は「しつけをしなければならない」という気持ちが強くなりすぎて、子どもに片づけすることを、「おしつけ(押し付け)」てしまうことがないように注意しましょう。「お片づけをしよう」と声かけをしても、疲れていたり、眠そうな時などは、子どもの気持ちを尊重してあげてください。無理にやらせるのではなく、最初のうちは親がお片づけがしやすい環境をつくったり、お片づけの仕方を教えてあげることが大切です。

お片づけの習慣が身につくまでは、なかなかうまくいかずイライラすることもあると思います。イライラするのは仕方のないことです。けれど、「子どもになんとかしてお片づけさせなければ」とマイナスな感情を持つのではなく、「お片づけができるようになったらこんなにいいことがある」という、よい方向での未来予想をしてみてください。明るい未来のためにちょっと頑張ってみようとママ自身が前向きな気持ちを持てれば、少しイライラした気持ちが落ち着いて、楽しむことができるのではないでしょうか。

まずはママと一緒におもちゃを箱の中へ

モノをつかんで持ってくることができるようになったら、使ったおもちゃを一緒に、フタのないおもちゃ箱などにいれてみましょう。最初はその程度のことで十分です。できたら大げさなくらいほめてあげてくださいね。

2歳頃になったらお手伝いをしてもらおう

2歳くらいになるとなんでも自分でやりたがる子が多くなってきます。親のマネをするのが楽しい時期でもあるので、お手伝いをお願いするのがおすすめ。お手伝いの内容は、お片づけにこだわらなくても大丈夫です。ハンカチをたたむ、食べた食器をキッチンへ運ぶなど、簡単で子どもがごっこ遊びのように楽しめるものをお願いするとよいでしましょう。「助かったわ」などとたくさんほめてあげることも忘れずに。こういったお手伝いに意欲を持って取り組むことが、使った物を元に戻すというお片づけの習慣にもつながっていきます。

3歳頃になったらゲーム性をとりいれて

3歳頃は、社会性がでてくる時期です。運動能力が高くなってきて、手先も器用になってきます。競うことも好きになってくるので、「ママとどっちが早く片づけられるかな」とお片づけ競争するのがおすすめです。ゲームのように楽しくお片づけをしましょう。また、お片づけとは違いますが、競争することは「何かを急いでやる」ということの練習にもなるんですよ。「急ぐ」という意識がないうちから、じわじわとやっておくと、集団生活の中などで急いで準備をしなければならなくなった時などに役に立つはずです。

また、保育園や幼稚園などに通っている場合は、園でどのようにお片づけをしているのか教えてもらって、参考にしてみるのもおすすめです。

子どもにあった収納場所・収納方法を考えよう

モノの定位置を決める

お片づけで大切なのは元の位置に戻すこと。まずはどこに戻せばいいのか、定位置を決めましょう。定位置を決めたら、子どもでも間違えないで戻せるように、何が入っているかラベルをはるとよいでしょう。定位置をあまり細かく決め過ぎると戻すのが大変で、続けられないこともあります。大まかな分け方にしたり、置く場所があいまいなものを入れる箱を作って一時的に保管するなど、少し心に余裕が持てるくらいがよいと思います。

子どもにとって片づけやすい収納か?

子どもが「できること」や子どもの性格に合わせよう

複雑なお片づけを要求しても、子どもが実際にできることとかけ離れていたらできるはずがありません。これくらいの年齢ならばできるだろうと、子どもの能力を高く見積もり過ぎないように気をつけて。子どもの成長や性格はそれぞれ違うもの。大雑把な性格の子ときちんとしたい性格の子では、向いている収納方法も変わってくるものです。一般論に惑わされることなく、自分の子どもにはどのような収納が向いているのかを考えてあげましょう。

生活動線を考えて収納場所を決める

しまう場所を決めても、片づける場所への移動が大変だったり、手間がかかるとついついその辺におきたくなってしまうものです。普段の行動パターン、生活動線を考えて、できるだけ移動距離が短くすぐに片づけられる場所を定位置にしましょう。しまうまでの動作が少なくてすむフタや扉がない収納にするのもコツです。

上手くいかないときは定位置・収納方法を変える決断も

一度モノの定位置を決めると、「どうしたらその場所にきちんと片づけてくれるようになるのか?」という方向に考えがいきがちです。けれど、そもそも決めた定位置が子どもに合っていなかった場合もあります
例えば、ランドセルは勉強部屋の棚と決めているのにいつも玄関に放り出してしまう場合、思い切ってランドセルの収納場所を玄関に作ってしまったり、上着をハンガーにかけないでソファーに置いてしまう場合は、壁のフックにかけることにしてハンガーに洋服をかけるというひと手間を省いてみるなど、定位置や収納方法を変えてみましょう。年齢が上がってきたら子どもと、どこに収納場所をつくれば便利か相談するのもいいですよ。

お片づけワンポイントアドバイス

子どもに人気の収納グッズ

子どもが好きな収納方法やグッズを使えば、子どももお片づけに意欲をもつようになるはず。おすすめの収納グッズをご紹介します。

壁にかける収納

壁につけたフックやウォールポケットなど、壁にかかっているものにしまう方法は、好きな子が多いのでおすすめです。ハンモックにぬいぐるみなどを入れるのもよいでしょう。

取手のついたバケツやフタつきケース

取手がついていると持ち歩けるのが楽しいようです。マチがあって自立するようなバッグも収納に使えます。

S字フック

S字フックをポールやかもいにひっかければ、すぐにものをかけられる便利な収納場所になります。特に大きめのS字フックは、上着やマフラー、幼稚園のカバンやリュックサックなど、いろいろなものがかけられるのでとても便利ですよ。ハンガーに洋服をかけるのはまだ難しいお子さんでも、フックにかけるだけなら簡単です。

キャスター付きの収納ボックス

キャスターが付いている収納も子どもは大好きです。車のおもちゃみたいで楽しいのかもしれませんね。子ども向けデザインのかわいいものや、引っ張って遊べるタイプのものだとさらに喜びそうです。

楽しいラベル

ラベルをつけることは、何が入っているのかわかって便利なだけでなく、ちょっと工夫すると「楽しさ」もプラスすることができます。自分のマークを決めてあげたり、兄弟がいる場合は子どもによって色を分けて自分のスペースだという意識を持たせたりすると、収納場所に愛着わくことが多いようです。中に入っているものの写真をつけるとわかりやすいですが、お絵かきができるくらいの年齢ならば、中に入っているものを子どもが絵で書くのもよいでしょう。

収納グッズは自分で選ばせる

2~3歳くらいになって自分の意見がでてきたら、収納グッズを子どもに選ばせるのがおすすめです。子どもは自分で選ぶのが大好き。自分で選んだ収納グッズにしまうのが楽しくて、積極的になる子が多いです。
さらに自分で収納用品を選ぶことは、自分で物事を決めることのトレーニングにもつながりますし、「選ばせてくれているんだ、自分は認められているんだ」と自己肯定感を育てることにもつながっていきます。自分の意見をいうことの練習にもなりますね。

遊ぶ場所を決める

ブロックなど細かいおもちゃがいろいろな場所に散らかっていると、掃除機すらかけられなくて困ることも。そこでおすすめなのは、遊び場所を決めること。レジャーシートやマット、大きめの段ボールなどを敷いて、その範囲の中でしか遊んではいけないと言うルールを決めておくと、散らかっていてもマットごと移動させて掃除機をかけることができて便利です。

こんな場所もおすすめ!

押入れの下半分くらいをあけて遊び場にすると、秘密基地のようで喜ぶ子が多いですよ!遊ばないときはキャスター付きのおもちゃ収納を入れておき、遊ぶときだけ出すシステムにすれば収納場所兼、遊びスペースとして活用できます。

モノの入れ替え

物理的にモノが多過ぎるとちらかりやすくなります。実際に収納のアドバイスのために伺ったお宅でも、おもちゃや絵本が多過ぎると言うケースが多くありました。厳選していらないモノは捨てるのも方法なのですが、捨てたくないという方におすすめなのが、定番でよく遊ぶもの以外は、半分だけとりだしづらい場所にしまってしまうこと。リビングなどの目立つ場所のおもちゃが減ってスッキリします。しばらくしておもちゃを入れ替えすれば、使っていなかったおもちゃも新鮮な気持ちで遊ぶことができます。

カール友波さんからママへのメッセージ

子育ては、体力的にも忍耐の連続で大変だと思いますが、整理収納も片づけも家事も、どうやって楽しくやるか、気持ちをラクに手を抜くかがポイントだと思います。片づかないことを気に病むより、自分も子どもも、いかに笑いながらできるかを、遊び心といたずら心たっぷりに実践していただければと思います。

子どもがお片づけ習慣を身につけるということは、家がキレイになるだけでなく、自立を促すなど、成長にもよい影響があるようですね。また、「お片づけがしっかりできる子に育てなければ」と重く考え過ぎず、楽しく、ラクにできるにはどうすればいいか、前向きに考えることも大切なこと。子どもが積極的にお片づけを楽しんでくれるように、収納場所や方法に工夫して、子どもと一緒にお片づけを楽しみましょう。

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