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おなかの赤ちゃん、ママの声で言葉を学ぶ 研究が示唆

2019.11.08

おなかの赤ちゃん、ママの声で言葉を学ぶ 研究が示唆

赤ちゃんは胎児期から母親の声で言葉を学んでいる。お母さんの語りかけでコミュニケーションの脳回路を発達させている――。慶應義塾大学の研究グループが、脳科学的にこのことを示唆する研究結果を発表しました。

以前は、何もわからない白紙状態で生まれてくると思われていた赤ちゃん。でも、脳科学の進歩とともに、乳児の脳機能は考えられていた以上に発達していることがわかってきました。たとえば、新生児でも母国語に対して強い脳反応を示すことなどが報告されています。しかし、脳のどの部分が、どのようにという脳機能的には、ほとんど解明されていませんでした。

今回の研究では、生後2~7日の新生児が母親の語りかけを聞くことで、前頭部と側頭部の脳機能結合を強めることを発見しました。特にコミュニケ―ション機能に関わる回路(左脳前後の言語回路や右脳前後の声の認識に関わる回路)が強まっていたのです。

実験では、胎児期に日本語環境にいた正期産新生児37名(日齢2~7日、平均日齢4.5日)に対して、「母親の声」と「他者(ほかの新生児の母親)の声」で語りかけをして、脳のどの部分が活性化するかを計測しました。

すると、母親の声で語り掛けると、多くの脳部位で強い反応が見られました。母親以外の声と比較すると、「言語野」などの4つの部位で、より強い脳活動が見られました。また、声を聞かせた直後に活性化する「脳機能結合」を解析すると、母親の声のほうが、より多く、また強い脳機能結合が見られたというのです。

慶應義塾大学プレスリリースより

これは、胎児期によく聞いていた声を聞くと言語回路が活性化されること、また新生児は母親の声を認識した上で、前頭部につながることによって愛着や感情など別の認知処理を行っていることを示唆している、ということです。

この研究により、乳児期の養育者の語りかけの重要性が脳科学的に示されました。しかし、「ママだけ? パパはダメなの?」と思った人もいることでしょう。生後は母親だけでなく、慣れ親しんだ特定の養育者とのコミュニケーションによって同じような脳回路が活性化することが考えられます。それを科学的に示すために、現在、父親の声を使った脳機能実験も行っているそうです。

参考:

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